安全な木材塗装と3つの選択肢~水性・自然・伝統~
塗料には、じつにさまざまな種類があります。
揮発性のある溶剤を用いた合成樹脂塗料はシックハウス症候群の主な原因のひとつとする時代もありました。
現在では、厳密に定められた審査基準にクリアしたものを使用するのが一般的です。
しかしながら、これを使用しないで住まいを塗装したいときには次の3つの種類を挙げることができます。
これらは一般的に「エコ塗料」という名前で呼ばれます。
【水性塗料】
水をベースとした合成樹脂塗料で、塗布後の乾燥が早く、施工性、耐久性に優れています。
においは、油性のものよりは比較的和らいではいますが、溶剤や添加剤は含まれています。
ホルムアルデヒド以外にも揮発性成分となるVOCについても、含まれているものはありますが
近年、こうした含有物に対する規制・基準が厳しくなる傾向にあります。
【自然塗料】
じつは、自然塗料には、とくに明確な定義がありません。
「石油系成分をなるべく使わず、天然素材を中心として作られた塗料」といった解釈が一般的で
自然塗料の主成分は、天然植物油である亜麻仁油、サフラワー油、ひまわり油、テレピン油などとなり
顔料には、無機顔料である土や鉱物などを使用します。
環境先進国といわれるドイツ製の自然塗料が有名で「リボス」「アウロ」「オスモ」「プレイマー」などがあります。
近年は、「シオン」など、国産の自然塗料も充実してきています。
【日本の伝統塗料】
代表的なものとして「柿渋」や「拭き漆」などがあり、近年再評価されています。
合成樹脂塗料が一般的になる前は、これらが建築物にも多く使用されていました。
柿渋は、収穫した渋柿を青柿の時期に収穫し、絞り、発酵させたもので
拭き漆は、ウルシの木からとれる樹液を木地に塗り込み
ふき取るという作業を繰り返し行って仕上げます。
こうした日本の伝統塗料は、自然素材である無垢の木材との相性がよく
互いの特性を最大限に生かすことができます。
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